商品販売のお店では店頭で動画を見せることによりさまざま利点があります。従来の店舗に商品を置くだけの販売方法ではなく、これだけインターネットが普及し、動画が日常にあふれている今だからこそ、動画を有効活用した方法で売り上げがあがるのです。
目をひき、足を止まらせて顧客を獲得
店頭にモニターやディスプレイを置き、動画を見せることで客の足を止め、興味をひかせることができます。以前のように店員が声をかけ購買を進めることはあまり喜ばれていません。映像を使い、インパクトを与え購買欲を掻き立てることが重要になってきています。いつもなら素通りしてしまう所も視覚で商品をアピールすることにより、「お、なんか面白そうな物がある」と思わせ、商品に興味をひかせることにより思わず買ってしまうということもあるのです。店頭滞在時間を延ばすこともでき、他の客にもなにかあるのかなと思わせることもできます。
どういう商品か映像を使い正しく説明
映像での商品説明は、使い方や機能性、従来品との差異をわかりやすく伝えることができます。興味があるけどわざわざ店員に聞くのもどうしよう、と思ったとしても、その動画を観ることにより理解し、満足して購入することになります。時間をかけずに手短に商品の良さを動画によって伝えることができ、さらには商品によって映像の用途を変え、商品の組み立て方やメンテナンス方法などを正しく理解してもらえるのです。
いつもの映像と違い音やテロップを強調
テレビ番組などと違い、店頭で動画を使うには飽きられてしまっては意味がありません。ポイントになる所の音を大きめにし、顧客に気づいてもらう必要もあります。また音声が大きくできない場合はテロップを大きく使い、音がなくても商品の良さなどがわかるような構成や画作りにしなくてはいけないのです。映像にしても写真のような静止画ではなく動きのある映像を使うことによりわかりやすく、シンプルなものを観てもらう必要があります。
購入しなくても商品広告
動画を観てもらったからといって、必ずしも全てが売り上げに結びつくとは限りません。しかし動画がもたらす効果はその場での即購入だけではなく、映像を見ることにより印象を深め、覚えてもらうこともできます。以前はそれがテレビのコマーシャルだけでしたが、動画制作が容易になり、動画を映すモニターなども種類が豊富になったことで、商品を気軽に映像で見てもらい、広告と同じ効果を得ることもできるのです。次回店頭に足を運んだ際に、他にも面白そうなものがあるかなと店内を回遊し滞在時間が伸びたり、来店頻度が上ったりする効果もあります。
テキスト:ナインフィールド
ディレクター 北原 進也