サードパーティー製プラグインは必要?プロを目指す人もプロも持っていて損はない

サードパーティー製プラグインは必要?プロを目指す人もプロも持っていて損はない
2019年11月25日 ninefield

映像制作のためのソフトウェアには、サードパーティー製のプラグインエフェクトがあることも多々あります。こうしたサードパーティー製プラグインエフェクトは、人によっては購入をあまりおすすめしないという人もいるでしょう。
しかしこれらは基本的に、プロを目指す人にもすでにプロの道に足を入れつつあるという人にも、広くおすすめできるものだといえます。



 

 



プラグインは時短につながる

プラグインエフェクトにも、いろいろな種類のものがあります。たとえば複雑なエフェクトを簡単に表現できるようにしてくれるものもあれば、シンプルに見つけたいエフェクトをすぐに見つけられるようにしてくれるというごくごく簡潔な機能のものも存在しています。

もちろん中にはそのプラグインエフェクトを使用しないとどうしてもその仕上がりを作るのは難しいというものもありますが、実はある程度のエフェクトであれば、もともとあるエフェクトをなんとか組み合わせて作成しようとすれば、それらしい仕上がりにはなるものなのです。

でもそのためにはどうしたってすごく時間がかかります。またエフェクトをたくさんかけないとならない分、レンダリング時間が長くなりがちだという欠点も生じるでしょう。

プロを目指す人はもちろんのこと、すでにプロの道に足を踏み入れつつある人だって、一つの作品や一つの勉強にそこまで時間をかけている余裕はないことが多いです。そのためプラグインエフェクトを利用して効率的に勉強ができるのであれば、その方がはるかに自分のためになるといえます。

 

プロの現場でもまず使用されているから

実際のプロの現場では、ほとんどの場合で何らかのプラグインエフェクトが使用されています。映像を勉強中の人間が、効率的に勉強をしたいと思うならば、やはりまずは環境をプロと同じ環境にするのが最適です。

大きな例でいえばマックとウィンドウズで環境が違うだけで、プロの現場に入ったときにスムーズに実力を発揮できなくなるでしょう。映像制作うんぬんではなく、まずはマックの使い方あるいはウィンドウズの使い方から覚えないとなりませんから。

逆にプロが普段使用しているようなエフェクトに慣れている状態であれば、いざプロの現場でそのエフェクトを目にしたときでも、スムーズにそのエフェクトの力を存分に発揮してあげられます。

だから早めに慣れておくに越したことはないのです。

 

慣れておけばエフェクトにおぼれなくなるという効果も

サードパーティー製のプラグインエフェクトは、派手な演出をもたらしてくれるものが多いです。だからその効果に早めになれておけば、制作物に無理にそうした派手なエフェクトを入れようとしなくなるという効果もあります。

勿論必要に応じて派手なエフェクトを使用するのはなんら問題ありませんが、映像制作者は見慣れないと感じる派手なエフェクトは、何となく仕上がりが良く見えてしまい、特に必要ない動画にも入れ込んでしまいがちです。

場合によってはそれが映像の質を落とすことにもつながりかねません。それを防ぐためにも、早めにそういった類のエフェクトになれておくのは効果的になります。

 

幅広く色々なエフェクトに触れておこう

エフェクトは引き出しの中身です。いきなり引き出しの中に知らないものが入っていても、上手く使えませんし、無理して使ってみたくなるのも仕方ないでしょう。
そうならないためにも、幅広く色々なものに触れておいて、引き出しの中にあるものをしっかりと把握しておいてください。そしていざそれが必要だと感じるときが来たらいつでも引き出せる状態にしてあげます。そうしておくことが、良い映像制作へとつながっていくでしょう。

 

テキスト:ナインフィールド
プロデューサー 松野 一人