一昔前は、人材採用と言えば求人サイトや自社HPの文章でのアピールから、というパターンがほとんどだったでしょう。しかし最近ではそれらに加えて、映像を制作して自社をアピールするという企業もすごく増えてきています。でもなぜ映像なのか、映像による人材採用活動にはどんな意味があるのか。今回はそのメリットを紹介していきますね。
より細かく社内を見せることが出来る
まず一つ、リクルートムービーを作成するメリットとして挙げられるのは、情報量です。たとえば、写真で社内を見せるのと、動画で社内を見せるのは全然違います。動画の場合は、カメラをぐるっと回せば途切れることなく部屋全体を見せることが出来る。でも写真の場合は、部屋のある一部分しか見せることが出来ません。写真をすごくたくさん貼れば全体を見せることも出来ますが、それでは見るのが面倒になりますし、何よりすごく見づらく、結局全体像は伝わりづらいです。
全体を見ることが出来た企業と、一部分しか見られていない企業があれば、前者に応募する人が増えることは明白です。誰でも不安がある企業に就職するのは怖いですから。
会社にいる人の雰囲気を伝えられる
働く人にとって、仕事内容と同じくらいに大切なのが、「一緒に働く人」。だから一緒に働く人の雰囲気が分かれば、それは大きな安心材料になるのです。でも文章や写真では雰囲気まではわからない。見た目が優しそうでも、いざ話してみると表情がなく何となく怖く感じるという人はいるものですから、見た目が優しそうな人を使ってもあまり意味はありません。
しかし動画であれば、話し方等から雰囲気が読み取れるので、その辺りの懸念がなくなるのです。結果、親近感を抱かれやすくなり、印象が良くなることが多くなります。
目に留まりやすいというのも効果が大きい
リクルートムービーは、目に留まりやすいというのも一つのポイントですね。たとえばYouTubeなどにアップしておけば、おすすめ欄にポツンと自社のリクルートムービーが出てきて、たまたまそれを見たという人も増えてきます。
しかし、求人サイトや自社HPでの文章でのアピールしかないと、そもそもその会社に興味があった人しか見てくれないので、受けてくれる人の数も増えませんし、人の幅が広がらないのです。
単純に閲覧数が増えるというのももちろんメリットですが、今までは自社に興味を持ってくれなかった人の目に留まりやすく、受けてくれる人材の幅が広がるというのは、リクルートムービーのすごく大きなメリットでしょう。
学生全体に対して効果があるのがリクルートムービー
元々その企業に興味があった人に対しては、不安を消してあげることが出来る。今まではその企業に興味がなかった人に対しても、気軽に見ることが出来るし目にも留まりやすいので、その企業のことを伝えることが出来るようになる。つまり学生全体に対して訴求できるのが、リクルートムービーなのです。
確かにそれを作成することによってコストはかかりますが、費用対効果は抜群になります。
テキスト:ナインフィールド
プロデューサー 松野 一人