映像業界はフリーランスになりやすい業界!その理由とフリーランスのなり方を解説

映像業界はフリーランスになりやすい業界!その理由とフリーランスのなり方を解説
2024年9月2日 ninefield

映像業界では、フリーランスとして働いている人がたくさんいます。それがなにより「映像業界ではフリーランスになりやすい」ということを証明しているでしょう。
どうして映像業界ではフリーランスになりやすいのでしょうか?ここではその理由と、映像フリーランスのなり方について解説していきます。



 

 



映像の成果は発信が比較的に簡単だから

映像業界でフリーランスになりやすい理由は、大きく分けて2つあります。1つは、「発信が簡単」だからという理由。
たとえば営業職であれば、自分のスキルを不特定多数に向けて発信するのはかなり難しいでしょう。また、営業スキルとして商品に関する専門性を不特定多数に発信しても、見てもらいたい人に届く可能性は低いでしょう。そのためフリーランスとして仕事を受けやすいとはいえません。でも、映像業界であれば発信もすごく簡単です。
InstagramでもTwitterでもYouTubeでも、何か動画をアップロード出来るサイトを利用して、そこに自分が作った動画をアップロードします。あとはそれをSNSで紹介したり、ブログで紹介したりしているうちに、次第に注目を集めて仕事を得られるようになります。もちろんこれでフリーランスになるにはすごく高いスキルが必要です。高いスキルを武器に、こんな風にして仕事をたくさん受けているフリーランスの方もたくさんいます。
また無理してSNSで発信しなくても、動画をアップロードして、そのURLをいろいろなところに送る、あるいはクラウドソーシングサイトの仕事募集ページでそれを見せるという方法でも仕事は得られます。
こうした発信のしやすさ、スキルの見せやすさは、映像業界ならではの大きな武器でしょう。

フリーランスのニーズも大きいから

もう1つ、映像業界でフリーランスになりやすい理由としてあげられるのが、そもそも映像業界はフリーランスのニーズが大きいということ。
映像業界でのスキルは、多種多様なものが求められます。たとえば撮影スキルが求められることもあれば、モーショングラフィックのスキルが求められることもありますし、3DCG制作スキルが求められることもあるでしょう。それだけ多種多様な映像制作が求められる中、時には自分たちだけではカバーしきれないものも出てきます。そんなときの選択肢の一つがフリーランスです。
また、高いスキルが求められる業界である分、慢性的に人手不足であるという会社も多いです。その人手不足を一時的にでもなんとかするために、フリーランスを求めることもあるでしょう。
ニーズが大きいなかで、求めているスキルの確認も容易にできるわけですから、フリーランスとして仕事を得やすいのは当然といえます。

スキルを磨いてニーズを満たす発信をすればフリーランスにはなれる

まず映像制作のスキルをしっかりと磨き、その成果をアップロード。そしてその後、ニーズがあるところにダイレクトに作品を見せたり、あるいは不特定多数に向けて発信したりしていれば、映像業界でフリーランスとして仕事をうけるのは難しくはありません。それを繰り返しているうちに、定期的に仕事をもらえるつながりができたりもするでしょう。
ただフリーランスのニーズが大きい映像業界でも、永続的にひとつのところから仕事をもらえ続けるわけではありません。
ひとつ仕事を得られても、次の仕事までに間が空いてしまうことはあるので、フリーランスとしてやっていきたいのであれば、常にいろいろなところに向けて発信をつづけ、常に新しい仕事に向けてアプローチする必要があります。

フリーランスになりやすいけどフリーランスで働きやすいわけではない

映像業界では機材代も比較的に高値になりますし、常に勉強をしていかないと一線級で活躍し続けるのは難しいです。そのため映像業界は、フリーランスにはなりやすいけど、フリーランスとして働き続けやすいわけではないといえます。
ただ一時的にフリーランスとして仕事を受け、いろいろなスキルを実践の中でより高めていくというキャリア形成も1つの手です。

テキスト:ナインフィールド
ディレクター 高橋 孝太